怒った時に”深呼吸”なんかするな

こんにちは、山本です。

怒った時の対処法として、「まずは深呼吸をしましょう」って、よく聞くじゃないですか。

たしかに、理屈ではわかるんです。呼吸を整えれば心が落ち着きますし。
自律神経がどうの、脳の反応がどうのって、科学的にもそれっぽい話もありますよね。

でもね、こっちはもう怒ってるんですよ。笑

顔は真っ赤、言葉も出てこない、体の奥が熱くなってる。

そんな状態のときに、
「はい、ゆっくり吸って〜吐いて〜」なんて言われたら、「いや、もうその段階は通り過ぎてるんだよ」って思いませんか。

むしろ、余計にイライラする。あるあるですよね。

じゃあ、そんな時ってどうすればいいんでしょうか。
そもそも、「深呼吸」じゃ届かないような怒りのピークに来てしまったとき、自分とどのようにして向き合えばいいのか。

今日は、そんな視点から怒りとの付き合い方をお話ししていきます。

目次

まずは姿勢から

ちなみに、今、平常心で読めていますか?
怒っていても、泣いていても、もちろん大丈夫です。

まずは、姿勢を整えてみましょう。
スマホやPCの前でやるのが難しければ、心の中でイメージするだけでも構いません。

……どうでしょう?
少しだけ、自分の「内側」に意識が向いてきませんか?

体の重心を探す

少しスピリチュアルな話に感じるかもしれませんが、怒りの中にいるときこそ、「体の中の重心」に注目することがすごく大切なんです。

…とはいえ、「重心」と言われてもピンとこないですよね。
なので、ここからはもう少し噛み砕いて説明していきます。

今、PCやスマホの前で背筋を伸ばし、あぐらをかいて座っていますよね?
ではそのまま、自分自身に向かって人差し指をそっとさしてみてください。

次に、その指先をゆっくりと上下に動かしてみましょう。


――どうでしょうか。


どこかで、「あ、自分ってここにいるな」って感覚的にわかる場所がありませんか?

僕は、わりとすぐにその感覚を掴めたんですが、もし「うまくわからないな」と感じる方がいても、まったく問題ありません。
焦らなくて大丈夫です。

まずは、1日5分だけでもいいので、静かに自分の内側に意識を向ける時間を取ってみてください。
少しずつ、自分の“重心”がどこにあるのか、自然と感じられるようになります。

重心を感じるポイント

「重心ってどうやって感じるの?」という方のために、ヒントをいくつか挙げてみます。

まずひとつ、よくある傾向として――
怒っているときって、重心が体の“上のほう”に偏っていることが多いんです。

たとえば、

・喉の奥が詰まる感じ
・胸の奥がキュッと締めつけられる感じ
・お腹の奥で、ぐつぐつ煮えているような熱

「いま、自分の体はどうなってるんだろう?」
「この怒りは、どこにあるんだろう?」

こうした体の反応って、全部「今、ここに怒りがありますよ」っていうサインなんです。

だそだからこそ、無理に整えようとする前に、まず“感じてみる”ことが大切です。

「いま、自分の体はどうなってるんだろう?」
「この怒りは、体のどこにいるんだろう?」

そんなふうに、いまの自分とただ一緒にいてあげるだけで、体はちゃんと、あなたに教えてくれます。

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